珈琲豆の雑学


珈琲の起源は



2つある。

一つは、ヤギ飼いの少年が山中で、赤い実を食べたヤギが興奮状態となり、その実を発見した。
もう一つは、修道者が追放され、迷い込んだ山中で、小鳥がついばんでいたのを見て食べてみたら、疲れが取れたとされている。

どちらも、実をそのまま食べてみたら、眠気が取れたり、疲れが取れたりと、薬草の様な役目で発見されている。
最初の説は、キリスト教、2つ目はイスラム教の説。


もう一つある。

山火事があり、何か美味しい匂いがする実が有る、との事で発見された説。

どれも、真意は定かではない。
特に最後のは、どこの資料に出ていたか覚えていないが、個人的には一番、本当っぽい気がする。


珈琲は薬



起源からもある様に、最初は、生の実を薬用として食べていた様です。

6世紀から8世紀頃、エチオピアからアラブ人に伝わり、中東、イスラムの世界に広まったとされる。

文献が残っているのは、9世紀からでラーズィーと言うイランの医学者が民間療法や医学知識を記した『医学集成』に、コーヒー豆を指す「ブン」とその煮汁「バンカム」について記載しています。

本格的に飲まれるようになったのは、15世紀からで、イスラム神秘主義教団の間で夜間の修行を助ける覚醒飲料として、コーヒーは広く飲用されるようになった。


日本では



天明年間(1781年 - 1788年)頃に、長崎の出島にオランダ人が持ち込んだといわれている。

1804年に記された『紅毛本草』には、「焦げ臭くて味わうに絶えず」との記載がある。

最初のコーヒー店は、1888年4月に上野に開かれた可否茶館(かひいちゃかん)だと言われる。

但し、軽食やアルコール類を提供する近代的なコーヒー店が始まったのは、1911年に銀座にオープンしたカフェ・プランタンとされている。


珈琲豆の栽培



珈琲豆の原産は、エチオピアのアビシニア高原とされている。

イエメンに持ち込まれたのは、1470年頃で、16世紀頃までは自生していたものを摘んでいただけで、専門に栽培されたのはこの後とされる。

17世紀に入り、ヨーロッパ各国にコーヒーが普及し始めると、イギリス・フランス・オランダの東インド会社がこぞって、イエメンからの輸入取引を始める。コーヒーの積み出しが行われたイエメンの小さな港の「モカ」が最初のコーヒーブランドにもなった。